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公務員が自治体ピッチに行ってみた@QUINTBRIDGE

みなさま、はじめまして。みやけイノベーション推進部の岡野と申します。
先日、三宅町公式noteで「分相応につくる力を育むために。奈良県三宅町ではじめる〈小ささの研究所〉」という記事を掲載しておりましたが、この取組を皆様に知ってもらうため、また、共に挑戦する仲間を探すべく、NTT西日本が運営するオープンイノベーション施設QUINTBRIDGE(クイントブリッジ)で行われた自治体ピッチに登壇してきました。とてもいい時間を過ごすことができたので、その瞬間の思いを徒然なるままに書き散らしてみましたので、ご一読、あわよくば共感いただけると幸いです。
※お断り・・・本文中の意見・感想については筆者個人のものであり、町としての見解ではございません。


QUINTBRIDGEについてのお話

 QUINTBRIDGEは『Self-as-We「わたし」の挑戦を「わたしたち」の挑戦へ。』を理念とし、 企業・スタートアップ・自治体・大学などが自由に交流し、それぞれの思いやアセットを共有しながら共創を進め、実社会での活用をめざす施設です。
 会員とともに社会課題の解決と未来社会の創造を成し遂げ、ウェルビーイングが実感できる社会を実現することを目的とされています。
 施設では「学ぶ」「繋がる」「共創する」の3つの軸に共創に繋がるプログラムを各種提供しておられます。
 特筆すべきはイベント実施回数です。直近半年で206回開催されているそうで、毎日1~2回イベントを実施していることになります。しかもこのイベント、半分以上がQUINTBRIDGE会員が持ち込まれているそうです。MiiMoでもたくさんの催しを開催している自負はありましたが、さすがはQUINTBRIDGE。半分以上が持ち込みというところも素敵ですよね。QUINTBRIDGEの理念がきれいに浸透している結果じゃないかと思います。
 そして、延べ利用者数は11万人を突破し、法人会員数も1,000組織以上と、西日本を代表するオープンイノベーション施設じゃないかと思っております。

自治体ピッチって・・・?

 さてさて、そのような素敵な会場で自治体ピッチをやらせていただいたのですが、そもそもピッチイベントって何でしょう。なかなか役場では聞きなれない言葉ですが、簡単に言うと、「特定の者(スタートアップや起業家が多い)が自身の事業アイデアについて短い時間でプレゼンテーションを行う場のこと」です。
 今回のイベントでは、北陸・近畿・中国・四国・九州地方の8県市町が集まって、それぞれが5分という短時間で地域課題・施策のプレゼンを行いました。この自治体ピッチ、QUINTBRIDGEでは3回目で、回を追うごとに参加者が増えており、100名程度の申し込みがあったとのことで、たくさんの人で会場が賑わっていました。

三宅町がプレゼンしたこと

 三宅町では、先日も公式noteでもお伝えした「Mラボ - 小ささの研究所(仮)」について、田中プロジェクトマネージャーがプレゼンしました。
 イベント参加された方の多くは、本取組の前提となる「右肩上がりの経済成長が終わり、多くの地域社会において少子高齢化や人口減少、住民ニーズの多様化によるコミュニティの希薄化」などの課題については、すでに肌感覚で理解していただいているように感じました。なかでも『自治とは「分相応につくること」』というフレーズが出た際には、深く頷きながら話を聞いている方も見受けられるなど、短い時間でしたが、三宅町が今後取り組んでいくことについてお伝えし、共感を得ることができました。
 ピッチの最後には、「Small is 〇〇」の解を共に考え、挑戦していく人を募集し、5分の持ち時間を終えました。

ピッチに登壇する田中PM

そして交流会へ

 交流会ブースには、イス、机、わずかばかりのチラシ、そして3名の三宅町関係者。たった5分のプレゼンでどれほどの人が来ていただけるのか、皆目見当もつかない状況でしたが、交流会スタートと同時に、たくさんの人にブースを囲んでいただきました。「小ささの研究所って何をするんですか」、「どういった分野でこの取組に関わることができますか」、「いつから取組がスタートするんですか」など質問をいただきました。交流会終了までの1時間、ブースへの来訪者が途切れることはありませんでした。
 3人それぞれが手分けして、来訪者に対して三宅町の取組を説明し、手持ちの名刺は途中で尽きてしまったのですが、それでもなお、熱意を持ったイベント参加者の方が多く訪れてくれました。
 1時間ちょっとの時間かつ、同じ説明をたくさんの方にする必要があったので、疲れもしたのですが、訪れていただいた方全員が興味深くお話を聞いていただき、共感してもらったことで、話していてとても楽しかったです。

交流会での1コマ

今回のまとめ、筆者の感想

 我々役場職員は、役場の中で仕事をすることが多いです。いわゆる事務屋ですので当たり前の話なのですが。ピッチイベントに登壇、そして100人規模の交流会を経験することはなかなか少ないと思われます。
 ただ、役場の中で「うーんうーん」と考えていることを、こういった場でお話をさせていただき、共感を得るとともに、同じ情熱を持った仲間に出会うことってとても大切だなと思いました。当たり前の話なのですが、役場の中にこもりっきりではなかなか体験できないことした。
 こういった場でのふとした出会いや経験って後から絶対生きてくるよなぁと感じた1日になりました。また明日から「うーんうーん」と悩みつつも、機会を捉えて思考をアウトプットしていこうと思います。

今回の参加メンバー


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