見出し画像

【レポート】職員からみた三宅町教育フォーラム。

三宅町教育委員会事務局の増田です。

今回は教育長も記事を書かれた、教育フォーラムについて、事務局からみた感想を書いてみようと思います。

(教育長からは、教育フォーラムのすぐ後に「記事頼むな!」「記事できた?」とプレッシャーがあったのですが、決算委員会の資料づくりのため、この時期に…)


そもそも教育フォーラムって?

そもそも三宅町教育フォーラムは、大泉教育長在任後に始めた事業です!開かれた教育委員会を目指し、住民の皆さんに三宅町の目指す教育を知ってもらい、協力者になってもらおうと始まりました。

第1弾のテーマは非認知能力

第1弾教育フォーラムは、これから三宅町で力を入れようとしている「非認知能力」についてです。当時フィンランドで非認知能力を学び、帰国直後の德留園長にも登壇いただきました。

第2弾のテーマは理想の学校園

第2弾は、2029年に耐用年数を迎える三宅小学校建て替えを見込んでいることもあり、教育大綱を踏まえた理想の学校園についての対話を行いました!

唐突に学校園の話が出てきたように感じるかもしれませんが、めちゃめちゃタイミングを計算していました。

三宅小学校の建て替え問題

三宅小学校は築年数50年を超え、耐震補強は済んでいるものの、GIGAスクールへの環境整備やゼロカーボン、省エネ性能などの対応を進めるためのハードルは高い状況にあります。

そんな三宅小学校ですが、令和2年の公共施設個別施設計画にて、老朽化に伴い2029年に建替えをすると計画されました。

三宅町として、令和元年年から令和3年までの3年間で、公共施設個別施設計画と公共施設総合管理計画の改訂を行い、三宅町が所有するすべての公共施設を適切に管理するため、大規模改修や建て替え、または除却するなどの方針が建物一つ一つについて検討がされたのです。

自分は平成28年度の第1期の公共施設総合管理計画の策定にも少し携わっておりましたので、8年前から公共施設の建て替えが脳裏に張り付いています…

多くの人はハコモノ行政かと思われるかもしれませんが、個人的には公共施設すべてが民間の施設へのテナントでもよいと思っています。公共施設ではPPP、PFIという考えが主流になり、公的資金ではなく民間資金を活用して、より経済的な手法が検討されていきます。

参考に、PPP・PFIについての各省庁のホームページ 
こちらです!

そんななか教育委員会への異動…

教育委員会への異動はなかなか突然でした。
三宅町交流まちづくりセンターMiiMoというまちのみんなの居場所、交流拠点、まちづくり活動の拠点となる施設ができたタイミングでした。

令和3年度から三宅町としても大きな投資をした中で、教育委員会は小学校の建て替えの検討が始まりました。

まずは、資金を確保するため、個別施設計画の更新年度である2029年に向けて令和4年度から年間5500万円の積立を開始。

いよいよ小学校の建物の検討が始まります

次に、小学校の建物の検討を始めました。
まずは、どのような教育環境にするかを考えるため、三宅町の教育方針の基準となる教育大綱を見直すことに。
ただ、教育長の交代もあったため、令和5年の秋ごろから本格的な検討が始まります。

まずは小学校での教育長の出前授業を。

次に、子ども会議を開催!

そして、教育大綱の改訂。

教育大綱を実現するための教育施設の検討

教育委員会事務局は三宅小学校だけでなく、三宅町体育館、東屏風体育館、三宅町文化ホールなど多くの公共施設を所管しております。

それぞれも老朽化が進んでいるため、三宅小学校を建て替えるとともに、これからの公共施設がどうあるべきかも考えていければと思っています。

いずれも人口が増加していた時代の建物のため、もっと規模が小さくてもよいはずで、光熱水費の高騰などにも対応できる省エネ化、地球温暖化対策もできるようなゼロカーボン化を実現できればと思います。

そんな思いは置いておいて。
三宅町教育フォーラムへ参加いただいた方がどのような学校園を希望してたかをご紹介!

皆さんの意見をAIにまとめてもらいました!

今回は、教育フォーラムで教育大綱を踏まえた理想の学校園についての皆さんの思いをチャットGPTにまとめてもらいました!

アイデアは、幅広いテーマを含んでおり、学校や地域社会での教育、成長、交流に関する理想的な環境を描いています。以下に主要なポイントをまとめます。

教育と学び

• 自給自足と幅広い関わり:日常生活と学びが一体化し、世代を超えた教育が行われる。
• 自己選択型の学び:子どもが自分で学びの内容や姿勢を選び、失敗を恐れずに挑戦できる環境。
• 世代を超えた交流:幼児から高校生、大人や高齢者までが一緒に学び合い、世代間交流が頻繁に行われる。
• カリキュラムと行事:憲法や民主主義、食育、投資などの新しい学びと、季節ごとの行事や地域との連携イベントが豊富。

コミュニティと交流

• 地域との連携:地域住民が学校運営や授業に参加し、外部の人材や企業とのコラボレーションも推進。
• 開放的な場作り:学校は誰でも参加できるオープンな場所で、子どもも大人も楽しめる空間を提供。
• 異年齢交流の推奨:異なる年齢層が交じり合い、互いに教え合うことで、学びがより深くなる。

イベントと行事

• 豊富な行事:もち祭りや花火大会、大運動会、キャンプファイヤーなど、地域を巻き込んだ楽しいイベントが数多く予定されている。
• 地域参加型の行事:地域住民が参加する運動会や、地域の人と一緒に行く修学旅行など、地域との関係を深める行事。


環境と設備

• 自由な空間:Yogiboやハンモックなど、柔軟な学びの空間が提供され、机とイスが並ぶ従来の教室とは異なる。
• リラックスできる環境:大人も子どもも休憩できるスペースがあり、リラックスしながら学べる雰囲気。

成長とサポート

• 人間関係の大切さ:子どもたちや大人が互いに支え合い、意見を自由に交換し合える信頼関係が重視される。
• メンター制度:ポジティブなサポート体制が整い、子どもたちが相談できる大人やメンターがいる。

まとめ

全体として、この構想は、地域社会と一体となった多様性と自主性を重視する教育環境の実現を目指しており、すべての参加者が楽しみながら成長できる場を提供しています。

三宅町教育委員会事務局では、来年度から始めようとする小学校建て替えについて、皆さんの意見を聴きながら基本構想の策定などの予算要求に向けて、全国で先進事例を行った市町村の職員の方などにもアドバイスをもらいながら、さらに検討を進めています。

今回の教育フォーラムに参加いただいた皆さんの想いを実現できればと思います!