【データで見る医療のはなしvol.4】医療は「秒進月歩」だから…
がん検診を「受けられる」ことが「ありがたい」
データヘルス計画策定時の医療費分析から
令和4年4月から令和5年3月診療分の医療費統計です。
「新生物〈腫瘍〉」が医療費合計の13.2%を占め、1位です。
患者1人当たりの医療費が高額な疾病は、「腎尿路生殖器系の疾患」「精神及び行動の障害」「新生物〈腫瘍〉」の順となっています。
ちなみに「大分類」とは、死亡や疾病のデータの体系的な記録、分析、解釈及び比較を行うため世界保健機関憲章に基づき、WHOが作成した分類です。
「新生物〈腫瘍〉」イコール「がんだけでなく、良性の腫瘍も含む」
全体からみて医療費がいちばんかかるし、1人当たりの医療費も多額です。
手術や投薬・放射線・薬物療法等々大きな治療を受けている方が多くおられる病気です。
がんは生活習慣病?
統計上、「がん」は「生活習慣病」のなかにあるのですが・・・
そもそも・・・がんは生活習慣病なのでしょうか。疑問です。
生活習慣を変えれば予防できるのでしょうか?がんになる確率が下がるのでしょうか?
異なる考え方ができそうです。
2人に1人はがんになる?
そして、「日本人の2人に1人は一生のうちに何らかのがんになる」といわれますが・・・
そもそも・・・職場やご近所にそんなにいます?がんサバイバー(がんを経験しながら生きている人)。
これも異なる考え方ができそうです。
どちらにしても、「誰でもかかる可能性がある」とかいっても、やはりどこか遠い、そして怖いものです。
ただ、今後どんどん労働年齢が伸びることで、職場でがんを経験する人も増えるかもしれません。
仕事に就いている期間に発症すれば、仕事を休む心配、お金の心配、不安が尽きません。
また、治療はいつか終わりますが、それで終了ではなくて、治療を受けた後の「心と身体」との長い付き合いが続きます。
医療は「日進月歩」⇒「秒進月歩」です
万が一、かかる可能性があるとしても、今日より明日、明日より明後日のほうが、治療は少しでも楽になるよう、より治るように医療は進んでいます。
検診を受けることは予防ではありません。
検診は1年1回(検診によっては2年に1回)の「ありがたいイベント」と考えてみませんか。
「検診」として受けられるのですから。
少しでも早く、少しでも小さなうちに見つけ、少しでも早く、少しでも軽い治療につなげたいのです。
がん検診受け方いろいろ
集団(あざさ苑)検診 ⇒ 健康子ども課へ
個別(医療機関)検診 ⇒ 健康子ども課へ
人間ドック ⇒ 保険医療課へ
詳しくは、ホームページをご覧ください ↓↓
集団検診 https://www.town.miyake.lg.jp/uploaded/attachment/2848.pdf
人間ドック https://www.town.miyake.lg.jp/uploaded/attachment/3367.pdf