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【舞台裏をちょっぴりご紹介】大谷翔平選手のグローブが三宅町に届くまで。

三宅町教育委員会事務局の増田です。

町長のX(Twitter)でご存じの方もいるかもしれませんが、ついに大谷翔平選手のグローブが三宅町にも届きました!

残念ながら、到着予定日の指定は12月25日からだったので、終業式には間に合いませんでした。

テレビで拝見していたのですが、前平日の22日に大谷選手の母校の小学校にいち早く到着していたのには、大谷選手の心遣いが伝わり、とても心温まりました。

実は、この大谷選手のグローブが三宅町に届くまでには、すんなりとはいきませんでした…


事務の流れはこんな感じでした

① 株式会社ニューバランスジャパンが文科省スポーツ庁へ配布の依頼(推測です。)

②スポーツ庁が都道府県教育委員会事務局を通じて、市町村教育委員会事務局へ配布希望(学校数と配達希望日や配達場所)を調査。(最近の文科省の調査はオンライン化されており、都道府県を通さず直接回答です。)

③市町村教育委員会事務局は、所管する小学校へ意向確認をしたりして、スポーツ庁へWEB回答。

④スポーツ庁は回答結果を都道府県ごとに取りまとめて再度都道府県教育委員会事務局を通じて再度市町村教育委員会事務局へ照会。

⑤市町村教育委員会事務局は、スポーツ庁の取りまとめ結果を確認して、修正があればスポーツ庁へ再度WEB回答。

⑥指定した配送希望日にグローブ到着。

⑦市町村教育委員会事務局が小学校へ配布。

三宅町での手続きすんなりいかなかった!?

事務としては、事務局が学校数と配達情報を入力するだけなのですが、三宅町ではすんなりいきませんでした…

事務局も学校も回答期限を失念していたんです…

教育長と教育大綱の話をしていた教育長室で、ふと大谷選手のグローブの話になりました。

職員「そういえば、大谷選手のグローブの申請ってした??」

増田「えっ!?」

増田「そういえば、スポーツ庁からの文書も決裁(稟議)から戻って来ていないし、申請の決裁も見ていません。」

みんな「・・・」

増田「ちょっと照会文書確認してきます」


(文書確認すると他の職員の引き出しに文書が、、、)

増田「回答期限は昨日です…WEB回答も締め切られています・・・」

この後、すぐに奈良県教育委員会事務局に連絡。

奈良県「うちでは回答を確認できない。スポーツ庁に聞いて。」

スポーツ庁担当へ連絡。

スポーツ庁「そうなんですね。来週に回答結果の確認を都道府県へ投げるので、そこで修正してください。」

増田「かしこまりました。ありがとうございます…」

再度、奈良県へ連絡。
増田「スポーツ庁が来週に再確認の連絡をすると言っていた。三宅町は修正ありますので、ご対応よろしくお願いします。」
奈良県「連絡きていないので、わからないが、連絡がくれば案内します。」


ここ数年で、一番ゾッとした出来事となりましたが、なんとか、なんとか、大谷選手のグローブがもらえないという悲劇は防げました…


スポーツ庁さん、ニューバランスジャパンさん、ありがとうございました…

三宅町のグローブは今、

三宅町の小学校では、先生方が早速大谷選手のグローブを飾ってくれました。

三宅町の子どもたちが大谷選手のグローブを触るのは、3学期の始業式のある、1月9日。いったいどんな表情をしてくれるのか。喜んでくれるといいなぁ。




三宅町出身のプロ野球選手には、現役時代に巨人でも活躍された現在読売ジャイアンツ三軍監督の「駒田徳広さん」がおられます。

将来三宅町からも大谷選手と一緒にプレーするような新たなスター選手が出てきてくれるといいなぁと思います。


(お詫び)
株式会社ニューバランスジャパン様の表記が誤っておりました・・・
訂正いたしました。