【データで見る医療のはなしvol.1】第3期データヘルス計画って何?
こんにちは、保険医療課です。
皆さんは令和5年度に策定された「三宅町第3期国民健康保険データヘルス計画」をご存じでしょうか?
健康や医療費の「データ」をもとに「健康」を手に入れよう
「データヘルス計画」と聞くと馴染みのない言葉かもしれませんが、簡単に言うと、幅広い年代の被保険者さんの健康や医療費のデータを分析することで、みなさんの健康増進や生活の質向上に役立てて、それが巡り巡って医療費の適正化につなげていこうというものです。第3期では、令和6年度から令和11年度までの6年間のデータヘルス計画を策定し、発表しています。
データヘルス計画の中では、評価指標として、平均余命や血糖値や血圧の有所見者(「要精密検査」「要治療」と診断された方)の割合、一人当たりの医科医療費など様々なデータが採用され、分析が試みられています。
例えば、介護保険の要介護1までを健康な状態として65歳の人が健康で日常生活を支障なく送ることができる期間を指す「健康寿命」についての項を見てみます。この項によれば三宅町民の健康寿命(65歳平均自立期間)は、令和3年度で男性が18.1年、女性が19.54年。これは同年の奈良県の健康寿命である男性18.95年、女性21.46年をそれぞれ下回っています。本町の男性は平成30年度までは奈良県の平均よりも長くなっていましたが、それ以降は平均より短い期間で推移しており、三宅町としては、より一層健康寿命の延伸に力を入れていかなくてはいけないということが分かります。
このようにデータヘルス計画では、さまざまなデータとそれに基づいた今後の計画が策定されています。保険医療課noteでは、今後もこの「データヘルス計画」内のデータを分かりやすい形で引用しつつ、保険・医療に関する制度や健康に関する知識などをご紹介していきます。
「特定健康診査」は年に1回の「チャンス」
最後に、この「データヘルス計画」は、1年に1度の「特定健康診査」の結果をもとに作成されています。皆さまにとっても1年に1回、ご自分の健康状態を確認する貴重なチャンスです。現在、健康な方も、通院している方も、健診受診でぜひ生活習慣の確認をしてみてはいかがでしょうか。
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https://www.town.miyake.lg.jp/soshiki/11/1413.html