式下中学校給食試食会に参加しました!
三宅町の学校給食の実施方法
教育長の大泉です。
学校給食の実施には、いくつかの方法があります。 学校内の調理場で、その学校分の給食を調理する「自校調理方式」、共同調理場で、複数の学校の給食を調理し各学校に配送する「共同調理方式」、民間事業者の調理施設で複数の学校の給食を調理しランチボックスで各学校に配送する「デリバリーランチボックス方式」などです。
さて、三宅町立三宅小学校、および川西町・三宅町式下中学校組合立式下中学校の給食はどの方法で実施されているかご存じでしょうか。
三宅小学校、式下中学校とも「自校調理方式」で実施されています。ご想像どおり、作り立ての温かい給食が提供できるという最大のメリットがある方法です。ご飯、パン、牛乳以外の副菜すべてを学校で調理して、生徒の皆さんへ提供しています。
給食試食会に参加
式下中学校の給食試食会が3年ぶりに開催されました。約30名の保護者のみなさんの参加がありました。
325円の給食費を納めて席につくと、PTA会長さんの進行で試食会がスタートしました。校長先生のごあいさつの中では施設の老朽化を心配されているというお話もあり、教育委員会としても大事な案件としてしっかりと受けとめさせていただきました。
そのあと、栄養職員から献立で気をつけていることとして以下をあげておられました。
・栄養バランスのとれた給食であること。
・安全・安心・おいしい給食であること。
・季節の食材を使用すること。
・地場産物を取り入れること。
・郷土に伝わる料理を取り入れること。
・和食、世界の料理を取り入れること。
学校栄養職員がこれらの視点で考えた献立にしたがって、4人の調理員さんで毎日約350食を調理する姿を想像すると、そこにBGMとしてスガシカオの歌が流れてきそうです。
当日のメニュー
この日の給食のメニューは以下のとおりでした。
・コッペパン(火・金はパン、あとはごはんだそうです。)
・牛乳
・鶏と芋の南蛮風
・切り干し大根のカミカミ中華和え
・ちゃんぽん風スープ
写真のとおり、色彩が豊かでものすごく工夫された食事でした。薄味に慣れてもらうのも給食指導の一環だという説明でしたが、味付けも薄すぎることはなく、とても美味しく量も適当でした。パンも柔らかくおかずをはさんで食べることもできるのでよかったです。
学校給食を食育につなげる
試食のあと、学校栄養職員から給食指導をふだんの食育につなげているというお話がありました。とくに朝食欠食ゼロをめざす取り組みを続けており、朝食を欠食して登校している生徒は実際に授業に集中できていない割合が高くなっているというアンケート結果はとても参考になりました。
「朝食は大事だ」とわかってはいますが、このアンケート結果は説得力がありますね。
保護者の関心が高い学校給食
保護者のみなさんからは、残食の状況、食物アレルギー対応、教職員の研修体制などたくさんの質問があり、それにも学校からは丁寧にご回答をいただきました。教育委員会としてもとても学ぶことが多く、安全でより良い学校給食の提供のために学校と一緒に取り組んでいきたいと思いました。