見出し画像

公共施設で起業!~MiiMoで公文式教室を開講した平林さんの物語~

 こんにちは! 三宅町役場政策推進課の山内です。

 今日は、三宅町にある交流まちづくりセンターMiiMoで始まる新しい挑戦について、ご紹介したいと思います。
 MiiMoは、地域の人々やビジネスを繋ぐ場所として、活気あふれる拠点となっています。このたび、平林さんはそんなMiiMoを舞台に、個人事業主として「KUMON」の教室を開講するという「起業」に挑戦されました。平林さんにとっては初めての起業で、三宅町にとってもMiiMoを事業所在地に登録してビジネスを行っていただくのは初めての挑戦です。
今日は、お互い初めての挑戦となったMiiMoで起業の裏側の物語をご紹介します。


KUMONとの出会いと挑戦の始まり

 平林さんは、以前は教育に関わる仕事とは少し離れた職種で働いていました。家事と育児を両立しながらフルタイムの仕事をこなす毎日、彼女は新たなキャリアに踏み出すきっかけを模索していました。そんな中、MiiMoで開催された「公文式教室の先生募集説明会」に参加したことが、彼女の新しい挑戦の始まりとなります。

 「説明会に参加するまで、KUMONとの関わりはまったくありませんでした。でも、教育には昔から興味があり、特に子どもたちの成長を支援する仕事に惹かれていました」と平林さんは振り返ります。6月に参加した募集説明会を経て、なんと8月には公文式教室を開く決意を固めました。

三宅町とのつながり

 平林さんが三宅町を選んだのは、説明会の時に初めて訪れたMiiMoで「ここならできる」と感じたからでした。小学校や幼児園、学童保育施設が近く、子どもたちにとって安全な環境が整っていることが彼女にとって大きな魅力でした。地域の子どもたちの学びの場として、そして地域全体が支える教育や交流の拠点として、ここで公文式教室を始めることが自然な流れに思えたのです。

(三宅町交流まちづくりセンター MiiMo)

 「説明会で初めてMiiMoに訪れたとき、MiiMoを中心に子ども達が集まり過ごしているのを見て、この場所で働いている自分がすぐにイメージできました。それだけでなく、MiiMoスタッフとの対話は、私の挑戦を支えてくれる大きな力になっています。最初MiiMoのスタッフに相談した際には、単なる個人の相談なんて突き放されるかと思ってましたが、話してみるときちんと運営ができるようMiiMoとしてサポートいただけることを色々考えて、提示していただいていただいたのがすごいありがたかったです。」と平林さんは話してくれました。

子どもたちの未来を照らす公文式教室

 平林さんの公文式教室では、子どもたちが自分で問題に挑み、解決する力を育むことを目指しています。「諦めずに頑張る子どもで教室をいっぱいにしたい。そして、子ども一人ひとりに合わせた教育を提供し、成長を見守りたい」と語る平林さんの言葉には、強い思いが込められていました。

 KUMONの教材を通じて、子どもたちは小さな成功体験を積み重ね、それが大きな自信に繋がります。平林さんは、子どもたちの「できた!」という瞬間に立ち会うことが何よりの喜びだと話します。

「挑戦」を支える三宅町の「ビジョン」と「ミッション」

 三宅町は、人が自分らしく夢に挑戦し、その過程で失敗を恐れず、共に成長することを大切にしています。町が目指すのは、1人ひとりが自由に生き方を選べ、しがらみにとらわれず夢を追いかけられる「自分らしい状態」を実現することです。
 人の「やりたい」を実現するため、町ぐるみで応援し、その結果、町全体が元気に魅力的になる未来を描いています。それを実現するため、町は伴走者として寄り添うことをミッションとしています。 
 役場職員は、住民の近くで共に夢を追いかける存在として、時には同じ速度で、時にはペースメーカーとして住民を励まし、共に切磋琢磨していきます。伴走者であり、共創者として、人と共にゴールを目指す姿勢を大切にしています。

(三宅町のビジョンミッションバリュー)

 今回の平林さんの挑戦も、「やりたいこと」を応援するため、MiiMoに何ができるのかを考えてサポートを行った結果、MiiMoで初めての起業者が誕生したのです。

 「挑戦することに対して不安や恐れがありましたが、MiiMoのサポートがあったからこそ、その一歩を踏み出せました。今では、もっと多くの人にこの場所で挑戦してほしいと感じています」と平林さんは語ります。

これからの挑戦と地域への貢献

 平林さんは、今後も地域の子どもたちを支える活動を続けることに意欲を燃やしています。公文式教室をただの学びの場に留めず、子どもたちが自由に学べる場所として解放し、遊びながら教材や勉強に触れて楽しみながら学んでもらうようなことをやってみたいと考えています。

 「KUMONは子どもの頑張りが教材を通して見える。子ども達が頑張ったことを見て、親御さんが子どもを認めて褒めてあげれば子どもは凄く嬉しいし、次や他のことも頑張ろうと思える。子どもたちがKUMONを通じて得た自信を、他の場面でも発揮してくれたら嬉しいです。そして、その積み重ねで、子どもや家庭に少しでも良い変化が起これば嬉しいです。」と平林さんは力強く話しました。

MiiMoを活用するあなたへ

 最後に、平林さんからこれからMiiMoで挑戦しようとする方々へメッセージをいただきました。「考えているだけでは何も変わりません。まずは一歩踏み出してみましょう。一歩を踏み出してみると、案外なんとかなるのかもしれません。迷っているなら、一度行動してみることが大切です。」

 三宅町が掲げる「対話」「挑戦」「失敗」のビジョンのもと、平林さんは着実に一歩を踏み出し、地域に新しい風を吹き込んでいます。あなたもMiiMoで、次の挑戦者になりませんか?

ちなみに…

 MiiMoでは、コワーキングカフェをはじめ、起業に向けたさまざまなサポートが充実しています。1か月7,000円(税込み)で利用できるコワーキングスペースには、登記・住所利用・郵便受取オプション(4,000円/1ヶ月)も提供されています。また、長期利用の方は無料でロッカーまで付いてきますし、コワーキングカフェへの入室も同伴者様1名無料というお得ぶりです。
 起業を考えている方にとって魅力的な環境が整っていますので、この記事を読んでいただいて少しでも興味のある方は、是非MiiMoまでお問い合わせください。