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カレーパーティーだ!!

教育長の大泉です。
今日は朝から三宅幼児園の年長クラス、つき組、ほし組のみなさんが教育委員会を訪ねてくれました。なんとなんと、昨年につづき、カレーパーティーへの招待状を持ってきてくれたのです。

「カレーパーティーにきてください。」
「ありがとう。行きますね。カレーの中には何が入ってるの?」
「じゃがいもとね、にんじん。」
「へえ、それはどこで作ったの?」
「ようじえんのはたけでつくったの。」

最近、学校教育の中で「探求」という言葉がよく使われ、その重要性がよく話題にのぼります。VUCAの時代(不確実な時代)と言われる世の中を生きていくために、指示待ち人間ではなく、自ら考え判断していく力をつけた人間に成長していくことが大事です。そのために「子どもたちの探究心を育てたい」という教育の潮流があります。

でも、最近自分にも孫ができてつくづく思うのですが、幼い子どもたちってもともと探求心の塊ですよね。一つの目的にたどりつくまでに、小さな虫をみつけて座りこんだり、小石を拾い集めたり、雑草にむかって何かしゃべったり…、ずいぶん寄り道をするものです。

小学校に入ると当然ほかに学ぶことも多くなり、閉じた空間と限られた時間の中で過ごすことが多くなってきますから、小学校では意識して子どもたちの「探求」の心を呼び戻すためにいろいろな取り組みを作ってくれているというわけです。すべて子どもたちが将来よりよく生きていくことが目的ですね。

そう考えると、やっぱり幼小連携って大事で、そこに私たち教育委員会も力を注いでいきたいものです。

さて、子どもたちが帰るまえに私はこう言いました。
「名前は おおいずみ しほ と言います。長いから『しほさん』と呼んでくさいね。」
実は役場でも就任当初そう願っていましたが、大人は「教育長」としか呼んでくれません(笑)。三宅町の子どもたちには「しほさん」と呼んでもらえるかなあ…。

ハイタッチしながらみんなが帰っていくとき、最後の男の子が園長先生と手をつないでやってきて、小さな声で「しほさん、どうぞ」とたんぽぽの花をくれました。

カレーパーティーが楽しみでしかたがありません。