【驚愕】静岡遠征記~田舎の教育委員会職員が、最先端のICT教育の視察に静岡県吉田町まで行った結果、無事衝撃を受けた件~
皆さんこんにちは〜♪
三宅町教育委員会のUです。
タイトルの通り、静岡県に行ってきました。
場所は吉田町で、遠征日は11月21日(火)、11月22日(水)なので、少し報告が遅くなってしまいました。
静岡県の吉田町の学校で先進的な取り組みが行われているとのことで、視察に行って参りました。
今回訪問させていただいたのは、吉田町立住吉小学校と吉田町立中央小学校です。
両校ともに三宅小学校と同じく、リーディングDXスクール事業の指定校になっています。
ちなみに住吉小学校は午前に、中央小学校は午後にそれぞれ見学させていただきました。
授業の様子
参観した授業は衝撃的でした。
もちろん、リーディングDXスクール事業の夏季学習会などに参加しているので、予備知識はありました。それでも、我々大人が受けてきた従来の授業とは全く異なる世界があり、驚きの連続でした。
全学年全授業でchromebookを使った授業が展開されており、
Google workspaceでクラウド上での互いの活動内容を参照(他者参照)し、低学年の子どもたちもchromebookでタイピングしていました。
話し合いも自然発生です。
教室を見渡すと、1人で黙々と取り組む子、隣の子と2人で相談して取り組む子どもたち、そして4人グループで議論する子どもたちのように、それぞれがそれぞれのやり方で授業の到達目標に挑む姿が見られました。
圧巻でした。ここまで教育は変わったのかと。
さて、授業参観の後に、取り組み紹介の中で住吉小学校の先生はこんなことを仰っていました。
「今ぶつかっている課題は、挑戦したからぶつかっているんだ。リスクもあるけど、まずはやってみようと。」
その勇気に感服しました。踏み込んだからこそ今の先進的な取組に至ったのでしょう。
本当は写真を載せられたら良かったのですが、権利の関係もあり載せられません。。。
ですので、気になる方は吉田町教育委員会のX(旧Twitter)をご覧ください。
吉田町での日々の取組が紹介されています。
(皆様も衝撃を受けてください。)
設備について
さて、設備で目を引いたのは電子黒板と書画カメラです。
ICTは、文科省の「教育の情報化の手引き」でマストアイテムと書かれています。
やはりと言うべきでしょうか。しっかり整備されていましたね。
研修会の様子
午後の研修会は、リーディングDXスクール事業の一環で幅広く公開されていたようです。
研修会の前に1時間参観があり、その授業についてグループに分かれて討議するというものでした。
一般公開のため、会場には午前よりも多くの先生・教育委員会の方々が全国より来られていました。
研修会では、ベテランも若手も積極的に討論している点がとても印象的でした。それに、上辺だけの意見だけでなく、踏み込んだ意見も出ていました。外部公開向けに「作った」ものではなく、吉田町の日常の風景なんだと実感しました。ベテランの豊富な経験と、若手のICTへの知見が相互に補完し、全員で前に進んでいるのだなと感じました。
感想
吉田町は、教育委員会と各学校が同じビジョンを見据えているように見えました。だからこそ改革が上手くいっているのだろうと感じました。
今、学び続ける教員が求められています。学校に伴走する教育委員会の職員も同じことが言えるなと改めて気付かされた1日でした。
吉田町教育委員会様、住吉小学校様、中央小学校様、視察を受け入れてくださり誠にありがとうございました。