「リーディングDXスクール事業」ってなんだ?
そもそもDXって何の略?
教育長の大泉です。
「トランスフォーマー」という映画がありました。もともとは日本で発売された変形ロボット玩具をもとにしてつくられた映画で、スポーツカーがたちまちロボットに変形していくのを見てカッコイイ!!と思ったものです。
さて、最近よく耳にする「DX」という言葉。これは「デジタルトランスフォーメーション」の略で、直訳すると「デジタル変革」という意味になります。つまりデジタル技術を社会に浸透させて人々の生活をより良いものへと変革することをさしています。
しかし英語の中にXが出てきませんから、何の略だったかよく忘れてしまいます。だから私は「DX」と聞いたらスポーツカーがもとの姿を大きく変えてロボットになっていくあの「トランスフォーマー」を思い浮かべるようにしています。
「リーディングDXスクール事業」とは?
その「DX」という言葉に「リーディング」「スクール」という言葉をつけて、文部科学省が一つの事業を打ち出しました。「リーディングDXスクール事業」のことを説明してみたいと思います。
GIGA構想は、全国の小中高の子どもたちに1人1台の端末を供給し、学校教育のICT化をすすめようというものでした。そこにコロナ禍があり、結果的にGIGA構想は加速し、3年たった今、すべての子どもたちの手元に1人1台の端末がいきわたりました。しかし、その効果的な活用については地域や学校間で格差が拡がってしまったと言えます。
そこで文部科学省が令和4年度末に打ち出したのが「リーディングDXスクール事業」です。全国で約200の学校を選んで活用状況を把握・分析するとともに、効果的な実践事例を創出・モデル化しようというものです。これらの実践事例を都道府県や学校種を超えて横展開したり、全国に広げたりすることにより、全国全ての学校でICTを「普段使い」できるよう取り組みを進めていこうというものです。
またこういった事業での事例創出は年度末に報告会などで共有されるケースが多いですが、本事業では「リーディングDXスクールポータルサイト」を文部科学省が新たに作成し、そこに随時情報の更新を行う予定となっています。
そして三宅小学校もがんばります♪
以下は文部科学省の「リーディングDXスクール事業」のページです。ここには今年度事業を受ける全国約200校の学校一覧も掲載されています。
そうです。奈良県では式下中学校、川西小学校、三宅町の3校、つまり式下中学校区の学校が奈良県の代表となってこの事業を受けているのです。これを機会に、三宅小学校でもICTの「普段使い」が進むように、先生方はいろいろ工夫をしてくださっています。私たち教育委員会もサポートしていきたいと思っています。