まちづくりは総力戦!?~学校の先生と一緒に研修を受けて~
こんにちは。政策推進課の松田です。
9月になりましたね。
今年度も5ヶ月が過ぎ、当初から計画してきたことや、途中から始めたことなど、準備してきたことが目に見えるかたちで動き出してきています。
いろんなことをやりながらも、同じ町で行われていることも学ぶ必要があるだろうと、先日、教育委員会で開催された、学校の先生と役場職員との合同研修に参加してきました。
詳しくはコチラをご覧下さい。
この記事では、私の目線で見たこと、聞いたこと、感じたことを書いていきたいと思います。
研修
全体の進行は、大泉教育長です。
教育委員会からのnote発信が活発になった仕掛人です。
ワークショップは最初アイスブレイクから始まりました。
自己紹介と最近行ったことを簡単に話していきます。
同じテーブルの皆さんが最近の話をしていく中、私はというと、夏の間に体験した怖い話をしてスベりつつ、時間終了。
さて、本題です。
文部科学省CSマイスターの西さんのお話を伺いました。
・コミュニティ・スクール(以下CS)とはなんぞや?
・どういう問題意識があるのか?
・他自治体の事例 等
その後は、ワールドカフェ形式でテーブルをいろいろ周りながら、「CSができたら、できること、または起こりうる課題」について話をしました。
同じテーブルには、学校の先生もいらっしゃいました。
児童の学力低下が大きな課題と感じておられるということや、教育委員会事務局との何か壁があるような、ということをおっしゃっていました。
感じたこと
先生がおっしゃったことを聞いていて、最初に抱いた感想は、
「予想よりも、危機感を感じて、なんとかしようという気持ちが強い。」
きっと毎日の業務にご苦労されていることだと思います。
目の前の仕事に必死で、先のことはちょっと考えられない。
このような先生への先入観を勝手にもっていました(なんと失礼な)
現場の先生方も、なんとかしたいという思いをお持ちで、学校をもっと良くして、通う子ども達が成長できる場所にしたいという思いが感じられました。
もう一つ、話を聞きながら感じていたことがあります。
それは、
「これ、自分たちがやろうとしてることと似てるんじゃない!?」
CSは、「地域と学校の連携・協働の必要性」を唱えます。
その根底には、人口減少や人材不足により、地域における教育力の低下、学校を取り巻く問題の複雑化・困難化があります。
そのために、教育のことだからといって学校だけで抱え込まずに(学校だけに押しつけずに)地域と共に、学校を良くしていく。子ども達の未来、地域の未来を創っていく。
これは、政策推進課が日頃抱えている問題意識に非常に似通ったところがあります。
人口減少、少子高齢化、あるいは時代の変化によって地域の人間関係が希薄化している。それにより、まちづくりの担い手が減少している。また、地域の課題が複雑化しており、行政だけでは対処できない問題が増えてきている。そのために、外部の力を借りる。地域や民間企業と一緒に共創していく。
最終目的は、学校を良くすること。まちを良くすること。
それによって、学校なら通う子ども達、まちなら暮らす人々、働く人々が希望をもって、豊かな人生を歩めるようにする。
時代は変わってきています。
今までは、今までの仕組みで上手くいっていたが、それが今後どうなるかわからない。というか、上手くいかなくなってきている。
みんな、地域や社会をより良くしようという想いでは一緒です。
たまたま、仕事や職業が違うだけ。
それなら、手を取り合って自分の強みを生かして目的を達成しようじゃないですか!
「対話」の重要性
CSの話の中で、「対話」というワードが何回も出てきます。
三宅町は「対話」をバリューの1つとしています。
今まで、私たちは住民の方を交えたワークショップを開催したり、役場職員向けの対話研修を開催しています。
CSを導入している他自治体の事例では、子どもから高齢者までを巻き込んだ「対話」の機会をもって、みんなで一緒に考えたり、取り組みを始めたりして、「自分ごと」として、学校や子ども達のことを考える機会を創出されています。
これからの地域は、総力戦だと思います。
みんなが知恵を出し合い、助け合って課題に向き合わなくてはならないと思います。
そのための「対話」
みんなが納得できるようにするための「対話」
挑戦を応援するための「対話」
ゆっくりですが、三宅町に「対話」の文化が浸透していこうとしています。
関わる人が、「対話」の大事さを実感して、取り組みがすすめばいいと思います。
おしまい♪