【データで見る医療のはなしvol.2】生活習慣病と医療費のおはなし
こんにちは、保険医療課です。
突然ですが、みなさんは定期的に、特定健康診査や人間ドック、脳ドッグなどを受けられているでしょうか?今回はそういった健診を受けることで早期発見できる「生活習慣病」と「おかね」の話をします。
生活習慣病と医療費の関係は?
生活習慣病とは、その名の通り「生活習慣」が原因となって発症する疾患の総称です。生活習慣とは例えば食習慣や運動習慣、嗜好(飲酒や喫煙)などを指します。今回は、そんな生活習慣病の中でも、外来において特に医療費、レセプト(医療機関が保険者に提出する月ごとの診療報酬明細書)件数の割合が高い「糖尿病、高血圧症、脂質異常症」の3疾患に絞り込み、投薬を受けている方について医療費を集計しました。
すると健診未受診者で3疾病とも投薬を受けている方が54人と、健診受診者23人と比較して約2.4倍多くなっています。また1人当たり医療費も、健診未受診者は913,162円と健診受診者の502,491円に比べ約1.8倍となっています。金額でみると、410,671円多い額になります。
生活習慣病対策には定期健診がいい⁉
健診の有無だけで生活習慣病の罹患について説明することはできませんし、健診を受けている方も多くの方が様々な生活習慣病で治療をうけておられます。しかし、前述のデータを参照すると健診を習慣にしている方と比べて、その患者数や1人当たり医療費は高くなる傾向があります。また単純に1人当たり医療費が高いだけでなく、通院に要する費用や時間、検査や投薬による心や身体にかかる負担も大きいといえるのではないでしょうか。
特定健康診査・人間ドック・脳ドックを受診しよう!
特定健康診査の受診方法は、あざさ苑で実施している集団健診や県内医療機関で受診する個別健診があります(健康子ども課担当)。また保険医療課では、国民健康保険に加入されている40歳以上の方を対象として、「人間ドック・脳ドック」の助成事業を実施しています。特定健康診査とがん検診をセットで受診できる「人間ドック」、特定健康診査とMRIやMRAといった頭部検査で脳疾患の早期発見を目的とする「脳ドック」があり、随時申込を受け付けています。
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