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【データで見る医療のはなしvol.7 医療も『安全第一』で ~正しく医療にかかることが医療費適正化につながります~】

医療を受けるときは・・・3つのおすすめ

まずは、かかりつけ医を受診しましょう
そして、かかりつけ薬局に行きましょう
さらに、ジェネリック医薬品を選びましょう

では、あなたの「かかりつけ医」はどこですか?
「○○医院」「△△クリニック」などなど・・・あるでしょうか?
そして「かかりつけ薬局」はどこでしょう?
「あれ?」・・・そもそも「かかりつけ薬局」って何?

かかりつけ薬局

処方せんをもらったら、必ずそこで調剤してもらうと決めている調剤薬局のことです。
複数の医療機関で処方せんをもらっている場合などに便利です。
お薬手帳と一緒に処方せんを渡せば、薬の重複や飲み合わせをチェックしてもらえ、薬歴を把握したうえでの助言が受けられます。
また、薬が余っているときにも相談に乗ってもらえます。

薬局を選ぶときは・・・

どんな条件を優先されますか?
利便性がよい ⇒ ◎
相性がよい薬剤師 ⇒ ◎
服薬の回数や方法など、説明してくれる ⇒ ◎
ご自分に合った薬局・薬剤師をみつけることが、良い治療につながるでしょう。

お薬手帳

必ず1人1冊にまとめ、医療機関を受診する際には、お持ちください。
 
【メリット】
薬の副作用や飲み合わせのリスクを減らせる ⇒ ◎
副作用歴、アレルギー、過去の病気などの情報を伝えられる ⇒ ◎
災害時や旅行時の急病でも、いつもの薬がわかる ⇒ ◎

最近では・・・スマートフォンを使った電子版お薬手帳も。
アプリをダウンロードして使用する電子版お薬手帳も活用されています。
 紙のお薬手帳に比べて忘れにくい、長期的に薬歴を保存できるなどのメリットがあるので、ご自分に合ったものを選んでください。
 

マイナポータルとの連携

マイナポータルと連携することで薬剤情報・健診情報・予防接種情報を取り込めます。
薬の服用歴の他に血圧や血糖値など自身の健康情報を簡単に記録できます。一括管理ができますので便利です。

当面はダブルで管理・・・ 

マイナポータルでは過去3年間のデータが記録されています。以前の内容は確認できないことや、OTC医薬品(市販薬)の記録はないことから当面は、紙のお薬手帳もお持ちのほうが良さそうです。 

ちなみに服薬の有無は・・・

以下の表は、令和4年度特定健康診査データによる、質問票回答状況について、国と奈良県と比較したものです。
高血圧症、糖尿病、脂質異常症の3疾患について服薬の有無を質問しています。
国や奈良県と同じくらいか、少し高い割合で服薬されていることがわかります。複数の疾患で服薬されている方もあると思いますので、お薬の管理はみなさんの日常生活のなかで大切なことですね。

質問票回答状況(令和4年度)