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公務員がIVS 2023 KYOTOに行ってみた~京都の夏は暑い・熱い・アツい~

こんにちは。政策推進課の松田です。
三宅町では、今年度から「ローカルスタートアップ事業」を始めています。

最近まで「スタートアップ」というものに、なじみがなかった公務員が、いきなり日本最大級のスタートアップカンファレンスに行ってみたときの話です。

IVSとは?

私が語ったところで、と思うので、まずはコチラを参照ください。

今回は京都での開催ということもあってか、町風情が現代風に再現されている感じで楽しかったです。
MiiMoで同じようなイベントをスモールサイズで行うことも、頭によぎりました。

トークセッション

私が参加したのは6月29日(木)でした。時間の都合があったので、長時間滞在することができませんでしたが、以下の3つのトークセッションを拝見することができました。

・「事業成長にブランディングって効くの?
             ~話題のスタートアップCEOたちとガチ対談」
・「何故、web3が面白いのか?Web2.0とWeb3.0両方の経験者たちが語る」
・「スタートアップ×行政 官民連携のリアル」

ブランディングがもたらす効果

「事業成長にブランディングって効くの?~話題のスタートアップCEOたちとガチ対談」では、企業側とロゴなどのデザイン側の登壇者の皆さんのお話を聴くことができました。
まず、ゴールデンサークル理論という概念が紹介され、スタートアップ企業がビジョンから出発し、言語化やビジュアル化を経てビジネス実装に至る流れが語られました。

ゴールデンサークル理論(松田の認識です)

職員への落とし込みをどうするか、という話題では、徹底したヒヤリングと議論を行うとのこと。これは、三宅町が大切にする「対話」にも繋がるなと。
また、議論した結果を社内に周知し、共有することで浸透が早くなるとも仰っていました。

また、企業のロゴはビジョンを反映したものを、ということでデザイナーの方と一緒に作り上げていく過程もうかがえました。そのロゴから入って会社を好きになってもらう、ファンを増やすことが売上にも繋がっていく。

三宅町は自治体には珍しい(と言われる)ビジョン・ミッション・バリューを掲げていますが、職員への落とし込みに課題を抱えています。
意外なところで気づきがあり、この時点で来てよかったと思いました。

うぇぶすりー

町長と話をしていると、web3.0というワードをよく耳にします。
実は、「ローカルスタートアップ事業」においてもweb3.0はキーワードになっていて、「web3.0×三宅町」の可能性を探る講座も行う予定です。
(詳細はまたの機会に)

今回のIVSでは、「IVS CRYPTO 2023」というカンファレンスも同時に開催されており、Web3.0起業家、投資家、開発者、そしてWeb3.0の世界に踏み込みたい人向けのイベントも用意されていました。
※「CRYPTO」とは、暗号という意味。

だがしかし、そちらではなく(という認識でいいんですかね?)
「CRYPTO」ではないweb3.0のトークセッションを聞きに行きました。
それが「何故、web3が面白いのか?Web2.0とWeb3.0両方の経験者たちが語る」でした。

「うぇぶすりー」とか言ってる素人が学んだことは以下の点です。

・web3.0はまだまだこれからの分野であるから、事業を始めるなら法整備が整いきる今(もちろん違法行為はダメ)。
・今から始めれば、法整備ができた後から参入してきた他社から抜きん出ることができる。
・今後イケてるweb3.0のサービスが生まれるのではないか。

戦うより、戦わず勝つ方がいいというのは、かの孫子も言っています。
web3.0うんぬんではなく、自治体の今後の戦略にも参考になります。

行政とスタートアップ

最後に「スタートアップ×行政 官民連携のリアル」を拝聴しました。
ここには、以前視察にお伺いした埼玉県横瀬町の職員、田端さんも登壇されていました。

内容はというと、自治体職員からするとかなりぶっちゃけてる内容だなと思いました笑
例えば、
・よく営業に来られるけど、正直面倒くさい
・だけど、求めているものがタイミング良く来てくれたら嬉しい
・商品やサービスを売りたいだけなのか、その奥にある想いや熱意はあるのか
・「営業」と「共創」の違いは、一緒に課題を解決していきましょう、という姿勢があるかどうか

一方、企業側では、三宅町もお世話になっている(株)Another worksの大林さん(何回も「三宅町」と話題に出して下さり、ありがとうございます!)も登壇されており、スタートアップ企業の想いがすごく伝わりました。
・スタートアップに大切なのは、「熱意」・「馬力」・「機動力」
・絶対に現地に行く、オンラインだけですまさない
・仕事以外で仲良くなれるかどうか
・自治体の見極めは、トップと職員が仲良いかどうか など

まとめ

スタートアップに関係する皆さんの熱量は非常に高く、ビジョンを実現しようとする一方、生き残りをかけて必死に頑張っておられます。
三宅町も、小さいまちの強みを活かした取り組みを推進していきます。スタートアップに関わる皆さんのような熱量を持つことが、人口や税収が減少し、今まで通りの自治体運営では立ちゆかなくなっていく今、職員にとって必要だと感じています。

三宅町では、「対話・挑戦・失敗」のサイクルを回すことで、「自分らしくハッピーにスモール(住もうる)タウン」というビジョンを達成することを目指しています。そのためには、町外の人々だけでなく、町内でも熱量のある人々を増やし、繋がり合える環境を作ることが重要だと感じました。

おまけ

今回のIVSには、さまざまなサイドイベントが行われていました。
私的に気になったのはこれ。

サイバーエージェントの藤田社長は、プロ雀士にも劣らない腕前をお持ちです。藤田社長やMリーグの選手と卓を囲むという、プレミアムな機会がもてるとのこと。

私はゴミのような腕前ですが、これを見て勝手にテンションが上がっておりました。

♪おしまい♪

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